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「プロテイン・アイランド・松山(PIM)国際シンポジウム2015」を開催しました

 平成27年9月25日(金)、10月3日(土)、「プロテイン・アイランド・松山(PIM)国際シンポジウム2015」を開催しました。
 本シンポジウムは、本学の遠藤弥重太特別栄誉教授が開発した「無細胞タンパク質合成技術」を核に、松山をタンパク質研究の拠点にしていこうというPIM(Protein Island Matsuyama)構想のもと、本学、愛媛県、松山市、松山商工会議所及び愛媛経済同友会の主催で開催しているもので、今年で13回目となりました。  9月25日(金)に、松山市男女共同参画推進センターで開催された「第13回松山国際学術シンポジウム」では、タンパク質で病気を理解することをメインテーマに、国内外の新進気鋭の研究者の方々に講演いただきました。講演の合間には、若手研究者を中心としたポスター発表や協賛企業によるブース展示が行われました。
 大学・企業の研究者、大学院生など約130人が参加し、活発な質疑応答が行われ、有意義な時間となりました。
 また、シンポジウム前日には、「PIM若手の会」を開催し、日本語・英語のショートトーク・交流会を通じ若手研究者間の親睦を深めました。

 10月3日(土)には、松山市総合コミュニティセンターで、「とことん科学!!〜タンパク質って、すごくない!?〜」と題し、一般向けの体験セミナーを行いました。本セミナーには、主に松山市内の小中高校から約130人が参加しました。プロテオサイエンスセンターの林秀則教授、坪井敬文教授及び遠藤教授が講演を行いました。また、参加者は、林教授の指導のもと、無細胞タンパク質合成技術を用いて蛍光タンパク質を合成する実験や、生命科学の研究者が使っている「アガロースゲル電気泳動」という方法を体験しました。参加者からは、「松山でタンパク質の研究をしていることを知り、自分も将来関わりたいと思った。」「研究がどのような場面で役立っているのかを知れて良かった。」などの感想が寄せられました。

 11月11日(水)〜13日(金)には「ビジネス展開への試み」として企業研究者向けに「薬剤探索技術講習会」と「創薬公開講演会」を開催する予定です。  来年以降も、松山からタンパク質研究の情報発信を目指して、本シンポジウムの開催を予定しています。