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大学院農学研究科2年生の三浦妃奈子さんと1年生の三河大倫さんが「日本農芸化学会 西日本・中四国・関西支部合同大会」において優秀発表賞を受賞しました【9月25日(土)】

 令和3924日(金)、25日(土)、オンラインで開催された「日本農芸化学会2021年度西日本・中四国・関西支部合同大会」において、大学院農学研究科生命機能学専攻応用生命化学コース2年生の三浦妃奈子さんが「イソチオシアネートによる根寄生雑草の発芽刺激活性」について、同コース1年生の三河大倫さんが「モノフルオロエチル基を有するイミダクロプリド類縁体の立体選択的合成と生物活性評価」について口頭発表し、それぞれ優秀発表賞を受賞しました。

 三浦さんの研究では、世界の農業生産に甚大な被害を与えている根寄生雑草の発芽を誘導する物質を有機合成し、フェムトモーラーという低濃度でも効果を発揮する化合物の創生に成功しました。今後、実際の被害地域での問題解決に貢献できる可能性が期待されます。

 また、三河さんの研究では、神経系に作用する殺虫剤のどの構造が生物活性に影響するのか構造活性相関を解析するために、種々の化合物を立体選択的に有機合成し、殺虫活性や受容体親和性を評価しました。さらに、in silico docking studyを通じて受容体との結合に重要となる相互作用を見出し、新規構造を有する殺虫剤の開発に寄与する成果を得ることができました。

<大学院農学研究科>