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妊娠マラリア発病予防を目的としたワクチン開発の研究に対するGHIT Fundからの助成が決定しました【11月4日(木)】

 このたび、愛媛大学プロテオサイエンスセンターを含む国際研究グループによる新規の「妊娠マラリアワクチンの臨床開発」プロジェクトに対し、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)から、約4.7億円の助成金が交付されることになりました。これを受け、令和3年11月4日(木)に記者会見を実施しました。

 GHIT Fundは、日本政府、複数の製薬会社、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、ウェルカム・トラスト、国連開発計画(UNDP)が参画する日本で初めての国際的な官民ファンドです。世界の最貧困層の健康を脅かすマラリア、結核、顧みられない熱帯病(NTDs)などの感染症と闘うための新薬開発への投資、ならびにポートフォリオ・マネジメントを行っています。治療薬、ワクチン、診断薬を開発するために、GHIT Fundは日本の製薬企業、大学、研究機関の製品開発への参画と、海外の機関との連携を促進しています。

 本研究プロジェクトは、令和3年10月から令和5年9月の2年間の予定で、ドイツEuropean Vaccine Initiative(EVI)、デンマークコペンハーゲン大学(UCPH)、フランスInserm、ブルキナファソGRAS及びガーナ野口記念医学研究所/フランスIRDと共同で実施します。GHIT Fundから愛媛大学のマラリア研究に対する助成金の交付は今回で10件目で、日本のアカデミアへのマラリア研究に対する助成件数としては最多です。

 本プロジェクトの成功により、現在開発中の3種類のマラリアワクチンに加えて妊娠マラリアワクチンの開発を加速し、マラリア撲滅さらにはグローバルヘルスの充実を掲げるSDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」の達成に貢献できることが期待されます。

 

参考

プレスリリース

公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金Webサイト

<プロテオサイエンスセンター>