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195人のご参加をいただき、植物工場先端技術シンポジウム「AIを活用した栽培・労務管理の最適化技術の開発成果と社会実装に向けた展望」を開催しました【11月30日(火)】

 令和3年11月30日(火)、植物工場先端技術シンポジウム「AIを活用した栽培・労務管理の最適化技術の開発成果と社会実装に向けた展望」をオンラインで開催しました。

 本シンポジウムは、農林水産省委託プロジェクト研究「人工知能未来農業創造プロジェクト:AIを活用した栽培・労務管理の最適化技術の開発」(2017~2021年度)に採択され、開発を担当した愛媛大学コンソーシアムと農研機構コンソーシアムが一堂に会し、これまでの研究開発成果の概略を紹介するとともに、新たに開発した技術の生産現場への早期実装に向けた展望と課題について報告を行いました。

 まずは愛媛大学コンソーシアム研究代表者の高山弘太郎教授から本シンポジウムの趣旨説明がありました。つぎに、愛媛大学仁科弘重学長から「愛媛大学植物工場研究センターの歩み」と題して、植物工場研究センター、スピーキングプラントアプローチの紹介、地域の未来を支える施設園芸の展望についての講演がありました。

 その後、第一部では、愛媛大学コンソーシアムの取組として「AIを活用した栽培・労務管理の最適化技術の開発」について、研究担当機関の愛媛大学、PLANT DATA株式会社、凸版印刷株式会社、PwCあらた有限責任監査法人から発表がありました。

 第二部では、農研機構コンソーシアムから「栽培・労務管理の最適化を加速するオープンプラットフォームの整備」の研究概要と新たな技術について、千葉大学、バイエルクロップサイエンス株式会社、農研機構の開発担当者から発表がありました。

 本シンポジウムには、さまざまなセクターから195人の方にご参加いただき、出席者と講演者との質疑応答や意見交換が行われ、大変有意義な時間となりました。

 最後に、農林水産省の小島陽一郎氏から閉会のご挨拶をいただき、「愛媛大学植物工場設立当初の構想にスピーキングプラントアプローチによって作業内容を決定するという文言が書き込まれておりましたが、本プロジェクトの成果がまさにひとつ体現できたものではないか。本プロジェクトは今年度で終了しますが、開発された成果については農水省『みどりの食料システム戦略』の実現にも一部寄与しながら、十分実用化ステージに移っていくであろう」とのお言葉をいただきました。

 

<植物工場研究センター>