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古代たたら復元操業実験のご案内

 法文学部人文学科 村上 恭通 助教授は、科学研究費補助金による「日本列島における初期製鉄・鍛冶技術の実証的研究」を実施していますが、その一環として、現在城北キャンパスにおいて製鉄実験を行っています。これは、古墳時代後期(今から約1400年前)の製鉄炉を復元し、操業するものです。
 復元実験にあたっては、日本唯一のたたら製鉄技術保持者(国選定保存技術保持者)である木原 明 氏を共同研究者ならびに指導者に迎えます。同氏は、近世の製鉄技術を復興した方で、日本美術刀剣用の鋼生産を一手に引き受ける「日刀保たたら」の技術指導者(村下:むらげ)であります。本年、「現代の名工」として表彰されました。
 12月12日(日)に、氏をお迎えして復元操業実験を行いますが、これは四国では初めての試みです。
 見学、参加大歓迎です。皆さん、「もののけ姫」のワンシーンのように番子になってふいごを踏みましょう。どうぞご家族でおいでください。

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木原 明 氏

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復元操業に向けて準備作業中

復元実験の詳細
 場所:愛媛大学城北地区グラウンド(メディアセンターと弓道場の間)
 日程:12月 6日(月)実験覆屋・土台完成・炉地下構造
    12月 7日(火)製鉄炉材料・燃料・鞴搬入、炉構築作業開始
    12月 8日(水)〜10日(金)炉構築作業、夜間:炉の強制乾燥
    12月11日(土)炭切り、計測機器・記録機器設置
    12月12日(日)復元操業実験(8:00〜19:00)
    以降、来年1月下旬まで土日を利用した炉内状況の記録化及び生成物の分析

法文学部総務チーム