令和3年11月6日(土)、7日(日)、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)が主催する令和3年度のサイエンスカンファレンスがオンラインで開催されました。愛媛大学ジュニアドクター育成塾からは、第2段階受講生2人が研究発表を行い、それぞれ、特別賞の「チャレンジ賞」と「プレゼンテーション賞」を受賞しました。
ジュニアドクター育成塾は、JSTが後援する「次世代人材育成事業」の一環としての教育プログラムで、全国で30の大学や機関が採択されています。愛媛大学は、平成29年度に「科学イノベーションに挑戦する次世代リーダー科学者の養成」という企画名で採択され、本年度で5年目となります。このプログラムは、科学技術イノベーションを牽引する傑出した人材の育成に向け、理数・情報をはじめとする様々な分野の学習を通じて高い意欲や突出した能力を有する小中学生を発掘し、さらに能力を伸長する体系的育成プランの開発・実施を目的としています。
サイエンスカンファレンスは、毎年開催されるJST主催の研究発表会ですが、本年度は新型コロナウイルスの影響によりリモートで開催されました。発表分野は「物理・化学」、「工学」、「生物」、「数学・情報」、「その他」に分かれており、本年度は計53件の研究発表が行われました。愛媛大学ジュニアドクター育成塾からは、藤﨑敦大さん(松山市立椿中学校2年生)と山川愛由さん(愛媛大学教育学部附属中学校1年生)の2人が発表を行いました。藤﨑さんは「物理・化学」の分野で 「金属製品から溶出するイオンの挙動について」というタイトルで発表を行い、特別賞(チャレンジ賞)を受賞しました。山川さんは「生物」の分野で「動物福祉に関する実践的研究2 〜夏・冬のマントヒヒの行動変容の比較分析〜」というタイトルで発表を行い、特別賞(プレゼンテーション賞)を受賞しました。
<教育学部>