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重要なお知らせ

お知らせ

平成18年度公開講座「文京遺跡から学ぶ弥生時代のムラの生活」を実施

  平成18年11月18日(土)法文学部において、人文学科の田崎博之教授を講師に、平成18年度公開講座「文京遺跡から学ぶ弥生時代のムラの生活」の第1回を実施しました。
  本学が継続して調査している文京遺跡は、今から2、000年ほど前の弥生時代における西日本有数の大規模集落遺跡として知られています。この公開講座では、文京遺跡で発掘された具体的な資料から、愛媛でどのような地域文化が展開してきたか、その特質を瀬戸内・四国の中でどのように捉えることが出来るのかを学びます。
 第1回は、「分銅形土製品−顔を写した呪術具」をテーマに、田崎教授が講義を行いました。人の顔を写した分銅形土製品は、中国・四国を中心として瀬戸内沿岸部で広く出土しています。今回は、分布する分銅形土製品を取り上げ、地域におけるその時代の文化や社会像などを考察しました。
  まずはじめに、分銅形土製品にはどんな特徴があるのか細かく観察するため、分銅形土製品の写生の実習から始まりました。参加された受講生は、思いもよらない展開で、驚きの喚声があがりましたが、先生の分かりやすい指導で、全員満足のいく図が描き上がりました。次に、その観察した特徴などから、出土した分銅形土製品の分布や用途などを考察していきました。
 今回参加された方々の中には、2度目の方も何名かおられます。講義後に行った質疑応答の質問の多さに、学習に対する意欲を感じながら、予定された時間を大きく超えて第1回の講義が終了しました。
 この公開講座は、現在も申し込みを受け付けておりますので、是非ご参加ください。

今後のプログラム

 第2回 11月25日(土) 吉田 広「青い小玉と緑の壁玉−三を装う」
 第3回 12月 2日(土)  三吉秀充「紡錘車−暮らしの中の糸づくり・布づくり」
 第4回 12月 9日(土) 下條信行「鏡−装いと威信」
 第5回 12月16日(土) 田崎博之・吉田 広・三吉秀充 「討論−弥生人の装いと呪術」

受講料

 3、000円(5回受講しない場合も必要となります)

申し込み方法

法文学部学務係までお電話にてお申し込みください。

申し込み先及び問い合わせ先

法文学部学務係(公開講座担当)
電話:089−927−9220

広報室