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若者(学生)の中小企業理解促進事業シンポジウムを開催

 法文学部総合政策学科は、平成18年11月25日(土)法文学部大会議室において、平成18年度若者(学生)の中小企業理解促進事業シンポジウム「若者と共に拓こう!中小企業の未来」を開催しました。
 このシンポジウムは、「若者と共に拓く中小企業の未来」プロジェクトのプログラム第1ステージとして、開催しました。
 いま日本のどの地域においても生き生きと活動する中小企業が多数存在しています。その多様な中小企業の発展を抜きにして日本経済の未来はありえません。しかし、これまで、中小企業の魅力について、学生を中心とした若者にはほとんど理解されずにきました。そのため、学生や若者の職業選択は非常に狭い範囲に限定されてきたと言わざるをえません。
 そこで、学生や若者が、中小企業の職場を単に体験するのではなく、BRAND(中小企業経営評価プログラム)を活用して、若者と経営者とがその未来の経営について共に考え、そのなかで若者の職業選択の幅を広げることを目的として、「若者と共に拓く中小企業の未来」プロジェクトを開催しています。このプロジェクトは、ジョブカフェ愛work(愛媛県若年者就職支援センター)事業「平成18年度若者(学生)の中小企業理解促進事業」の一貫として行われており、その推進については、本学法文学部総合政策学科に委託されています。
(BRANDとは、本学法文学部、松山市、愛媛県中小企業家同友会が共同で開発した中小企業のための「経営評価プログラム」で、この経営評価プログラムを理解し、活用することができるようになれば、企業を分析・評価し、さらに改善点を提案する能力を身に付けることができます。)
 今回のシンポジウム「若者と共に拓こう!中小企業の未来」では、最初に、小淵港 法文学部総合政策系担当学部長から「インターンシップのように職場体験にとどまらず、企業の経営診断をして、より企業を知ってもらいたい。学生さんは、大企業に目が向いているが、地元にもりっぱな中小企業があることを知ってもらいたい」と挨拶がありました。
 続いて、黒瀬直宏 専修大学商学部教授から、「若者と共に拓こう!中小企業の未来」と題した基調講演があり、成長した中小企業の紹介や中小企業の役割・成長戦略などについてお話しされ、今回参加した約120人の学生さんや関係者の方々は、真剣に聞き入っていました。
 その後、松本朗 立命館大学教授をコーディネータとして「中小企業の現場から」と題し、井浦忠氏(株式会社いうら取締役最高顧問)、田中正志氏(義農味噌株式会社社長)、大野栄一氏(株式会社大栄電機工業社長)からそれぞれの会社の事例について報告がありました。

広報室