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大学院理工学研究科物質生命工学専攻機能材料工学コース2年の山田啓三さんが第24回日本MRS年次大会において奨励賞を受賞しました【1月9日(金)】

 平成26年12月10日(水)〜12日(金)、横浜市開港記念会館で開催された第24回日本MRS年次大会で、大学院理工学研究科物質生命工学専攻機能材料工学コース2年の山田啓三さんが研究発表を行い、平成27年1月9日付けで奨励賞を受賞しました。本賞は、日本MRS年次大会で発表を行った学生または40歳未満の若手研究者の中から選出されるものです。Symposium C(エコものづくりセッション)で発表した69件のうち、3件が選出されました。
 山田さんは、機能材料工学コースの環境・エネルギー材料工学研究室(指導教員:青野宏通准教授)に所属しています。今回、「Preparation of the composite material from diatomite for Cs decontamination and its immobilization using heat treatment(放射性セシウム除染を目的とした珪藻土を原料とした複合材料の合成及び熱処理によるCs固定化の検討)」の研究発表で、ゼオライトの一種であるモルデナイトとマグネタイトとの複合材料を安価な珪藻土を原料として合成し、これを用いた放射性セシウム除染と、除染後に熱処理をすることにより汚染物質を固定化させる新たな技術について提案・実証し、それらの結果を報告しました。この発表内容が高く評価され、今回の受賞に至りました。

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賞状                                  受賞した山田さん