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第32回ヘルスアカデミーを開催しました【12月7日(日)】

 平成26年12月7日(日)、いよてつ髙島屋ローズホールで、「脳卒中にならないために」をテーマとした第32回ヘルスアカデミーを開催し、定員250人を超える多くの参加がありました。脳卒中は、日本人の死亡原因としては第4位ですが、寝たきりの介護を要する原因疾患としては第1位となります。一度発症すると後遺症に悩まされるだけでなく再発率も非常に高く、脳卒中にならないことが最も大切であるといわれています。今回は、脳卒中にならないためのノウハウについて、専門医が分かりやすく解説し、正しい知識と対処法を学びました。
 始めに、大学院医学系研究科脳神経外科学講座の大西丘倫教授(日本脳卒中協会愛媛県支部長)から開会のあいさつがあり、続いて、4人の講師による講演が行われました。
 第1部では、脳神経外科学講座の田川雅彦助教から、「脳卒中の診断」と題し、脳卒中の症状やCT、MRIの画像診断について説明がありました。続いて、老年・神経内科学講座の岡田陽子助教から、発症の時期によってどのような薬を使用して治療するか等、脳卒中の内科的治療について話がありました。また、脳神経外科学講座の渡邉英昭講師からは、脳卒中の外科的治療について、実際の手術映像を基に解説がありました。

 第2部では、地域医療再生学講座(脳神経外科分野)の久門良明教授から「脳卒中にならないために〜みなさんのできること〜」と題した講演が行われ、危険因子の管理、日常生活習慣(喫煙、飲酒、運動)の見直し等、脳卒中をいかに防止するかについて、具体的な実践方法の解説がありました。
 また、第3部では、久門教授がコーディネーターを務め、他の講演者3人がパネリストとなって、参加者からの質問や疑問にお答えするQ&Aコーナーを設けました。参加者からは、日頃から不安を抱えている血圧やコレステロールと脳卒中の関連についての質問が多く寄せられ、各パネリストの解説を熱心に聞く姿が多く見られました。

 本院は、今後も皆さんの関心の高いテーマを取り上げ、様々な事例や対応策等を紹介していきたいと考えています。