愛媛大学国際連携促進事業は、学生が海外で学習する機会を増やすための海外派遣、海外インターンシップの推進及び日本語短期研修、インターンシップなど、短期に留学生を受入れるプログラムの充実を目的に実施しています。
シンポジウムには、本学及び附属高等学校の教職員ならびに学生約40人が参加しました。3件の成果発表と8件のポスターセッションが行われ、成果発表では以下のような取組が報告されました。
・「国際研究セミナーを通じた学生の国際志向啓発プロジェクト」 (理工学研究科・安原英明准教授)
・「附属高校の国際化推進のための海外派遣研修プログラムの構築」 (附属高等学校・黒崎良一教諭)
・「中国史学の領域を基盤とする相互交流型インターンシップ」 (法文学部・藤田勝久教授)
附属高等学校の成果発表では、黒崎教諭の発表後、海外派遣研修プログラムに参加した附属高等学校の卒業生3人が発表を行いました。発表後、それぞれの発表に対して、参加者から活発な質疑応答がありました。発表を行った卒業生からは、「言語だけではなく国際コミュニケーション力及び広い視野・視点を身に付けることができた。」「将来の目標に繋がる経験ができた。今度は長期で留学などに参加したい。」等の感想がありました。
その後の全体討論では、経済的な理由や就職活動、卒業の遅れに対する懸念のために、海外へ渡航することができない学生の為にどのような対応ができるか等の課題が話し合われました。
また、ポスターセッションでは次のような取組が報告されました。
・国際的視点を有した教育人材を育成するフィリピン教育実習プログラム(組織横断型(教育))
・特別支援教育の教師と、教師を目指す学生のための短期相互交流(教育学部)
・留学生対象日本就職のための高度教育プログラム−「世界と協働できるグローバル人材育成プログラム」の整備と改善
に向けて (国際教育支援センター)
・Ehime University/UGM KKN Program(農学部)
・海外短期学生派遣プログラムの開発・継続・展開(法文学部)
・地球科学分野において国際展開する高度専門職技術者養成を目指す大学院海外教育プログラム(理工学研究科(理))
・インターナショナル・フィールドワーク(法文学部)
・日本語教育「逆JET」プログラムの開発と実践(国際連携推進機構)
各担当者と参加者の間で意見交換や情報交換が行われ、今後の取組に活かせる充実したポスターセッションとなりました。
本学では、今後もこういった活動を通じ、国際連携促進の充実化を図ってまいります。
<国際連携推進機構>