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理学部FD講演会「反転授業の取り組み」を開催しました【7月20日(水)】

 平成28年7月20日(水)、理学部会議室で、理学部FD講演会「反転授業の取り組み」を開催し、理学部、工学部、法文学部・教育学生支援機構等から23人の教職員参加がありました。
 理学部では、平成27年度からFD活動の一環として反転授業の取り組みを進めてきました。反転授業とは、学生が予めWEBに準備された動画教材等によって教員の講義を学習し、教室では事前学習に基づき発展講義や演習、アクティブラーニングを実施する授業形態です。理学部では、WEB用に準備した動画教材等の事前学習教材と、発展講義や演習・アクティブラーニングの教材を合わせて反転授業の教材ととらえ、平成27年度には7人の教員が8つの講義科目で、反転授業教材を用いた授業を実践してきました。
 第1部の講演会では、それらの実践事例に基づき、(1)Explain Everything(EE)を用いた簡便な動画作成方法(地球科学科 森 寛志准教授)、(2)クォーター制での反転授業教材の活用(数学科 尾國新一准教授)、(3)反転授業教材を有効に活用するためのヒント(化学科 座古 保教授)の3つの講演がありました。
 (1)では、iPad等のタブレット用アプリであるEEを用いて簡便に動画を作成し、反転授業で利用する方法が紹介されました。(2)では、授業時間内に学生が能動的に学習できるよう、「教えること」を授業時間外に行うための反転授業教材利用の実践例が紹介されました。(3)では、動画教材を予習・復習・発展学習として用いる際に配慮すべきポイントとして、動画を踏まえた宿題や授業での小テスト実施、動画の長さは15-20分程度まで、動画教材の方が伝わりやすい内容に効果的等の説明がありました。また、講演後には多くの質問や意見が寄せられました。
 第2部のワークショップでは、EEをインストールしたiPadを用い、ファイルの新規作成・指示線の挿入・音声録音・ビデオへの書き出し等の動画教材作成の演習があり、参加者からは「是非授業で実践してみたい」との積極的な意見が聞かれました。
 総合情報メディアセンター・教育デザイン室の16台のiPadにはEEがインストール済みで、申請し借りることができます。それを用い、反転授業を試行されてみてはいかがでしょうか?

 

 本講演会は、愛媛大学教育改革促進事業(愛大GP)「クォーター制のメリットを最大限に活かす反転授業教材の開発(理学部H27-28年度)」のサポートを受け実施されました。