お知らせ

宇宙進化研究センター“彗星会議”特別講演会を開催しました【6月8日(日)】

平成26年6月8日(日)、南加記念ホールで、宇宙進化研究センター“彗星会議”特別講演会「なぜ、宇宙に惹かれるのか」を開催しました。

 年に一度、多くの彗星ファンが集う“彗星会議”が、今回、四国としては実に42年ぶりに、愛媛県松山市(愛媛大学)で開催されました。それに伴い、宇宙進化研究センターでは3人の講師をお招きし、彗星会議特別講演会を開催したところ、約250人と多数の参加を得ました。

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参加者の質問に答える講師の方々(左から渡部氏、中村氏、関氏)

 コメットハンターとして知られる芸西天文学習館講師の関勉氏は、1961年に初めて発見した「セキ彗星」の思い出や、半世紀以上に及ぶ彗星探査の実体験に基づく貴重な経験談を語りました。続いて、久万高原天体観測館の中村彰正氏は、小惑星の発見やその命名にまつわる色々な話を披露しました。また、昨年12月に続いて、今回再びご講演いただいた国立天文台副台長の渡部潤一氏は、アイソン彗星をはじめとする彗星や流星群が話題になった当時のことを例に挙げ、天文現象を予測することの難しさや、その予測のできないところに潜む宇宙の面白さを語りました。参加者たちは、講演者の話に興味深く聴き入りました。
 講演後には活発な質疑応答が行われ、大変賑やかな会となりました。

<宇宙進化研究センター>