お知らせ

附属高等学校が韓国・蔚山大学校で韓国語・韓国文化研修を実施しました【7月8日(火)〜13日(日)】

 平成26年7月8日(火)〜13日(日)、附属高等学校1〜3年生20人が、本学の協定校である韓国・蔚山大学校を訪ね、韓国語・韓国文化研修に参加しました。

 この研修は、平成24年度から実施しており、本学国際連携促進事業として6日間の日程で行うもので、国際コミュニケーション能力の育成及び異文化間交流を目的としています。本学国際連携推進機構と連携し、附属高等学校が主体となって実施しており、本学が有するネットワークを活かし、協定校の中でも特に交流実績のある蔚山大学校の協力を得て、本年度も実施しました。
 生徒たちは、9日(水)午前にソウルから蔚山に向かい、蔚山大学校に到着した後、同大学校の崔国際交流院長から歓迎の言葉をいただきました。午後からは寮生活のオリエンテーション及び国際プログラムの説明を受け、蔚山大学校のキャンパスを見学しました。

 10日(木)午前には、蔚山大学校語学堂の任先生からハングルの歴史や仕組みをはじめ、あいさつなどの日常会話で使われる敬意表現や歌を題材にした講義があり、生徒たちは楽しみながら韓国語を学ぶことができました。午後からは日本語学科を訪問し、同学科洪先生のコーディネートのもと、互いの地域や文化についてプレゼンテーションや質疑応答、チーム対抗で韓国版すごろくを行うなどして、真剣かつ白熱した雰囲気の中、交流を図りました。交流会のあとにはグループに分かれ、親しくなった大学生とともに、学生街を散策し、さらなる親交を深めました。生徒たちは、現地の大学生たちと直に接する機会を得て、彼らに対して親しみを持つことができたようです。

 11日(金)午前には、世界各国の学生が参加する夏季短期留学生向けの「蔚山国際プログラム(UIP)」で、英語を介してハングルを学ぶ授業に参加しました。
 午後からは現代青雲高校を訪問し、韓国でも屈指の全寮制進学校である同校の概要を、同校の校長より説明いただき、校内を見学した後、第二外国語として日本語を選択している生徒たちの教室を訪問しました。三カ国語を駆使しながら行った1対1での交流では、趣味や部活動など様々な話題に及び、会話は全く途切れることなく、あっという間の一時間が過ぎました。同年代の高校生との直接対話を通し、彼らの学校生活や語学力を伺い知る機会を得て、生徒たちは大いに刺激を受けるとともに、友好関係を築く一歩を踏み出すこ
とができました。その後、バスで蔚山広域市の景勝地であり、奇岩が連なる青い海と、緑の松のコントラストが美しい大王巌公園を訪ねました。

 12日(土)に生徒たちは慶州に赴き、午前は天馬塚(古墳郡)と国立慶州博物館を訪ね、韓国の歴史を学ぶとともに、午後はユネスコの世界遺産に登録されている仏国寺を訪ね、その荘厳さに目を見張りました。

 そして、最終日の13日(日)、生徒たちは蔚山を発ち、たくさんの良き思い出とともに無事帰国の途につきました。本研修に参加した生徒たちは、全日程を通して、韓国の文化、歴史について多くを学び、互いの文化の相違や外国語の重要性を認識するとともに、海外のキャンパスで寮生活を送ることで、海外留学を身近に感じ、将来の留学や国際的な活動への意欲を高めることができました。
 今後も本校では、国際的な視野を養うためのプログラムを企画し、グローバルな視野を持つ人材育成に努めていきます。今回の研修の実施にあたり、ご協力いただいた学内外の多くの方々に感謝いたします。

<附属高等学校>