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大学院理工学研究科の内藤俊雄教授が第3回「材料科学と工学の国際会議」でExpert PresentationおよびSpecial Recognitionに選ばれました【10月6日(月)〜8日(水)】

 平成26年10月6日(月)〜8日(水)、アメリカ合衆国・サン・アントニオで開催された第3回「材料科学と工学の国際会議」で、大学院理工学研究科の内藤俊雄教授が招待講演を行い、すべての口頭発表の中からExpert Presentationsに選ばれました。

 内藤教授の研究室では、紫外線を当てると磁性と伝導性を発揮し、光を消すと元の非磁性絶縁体(伝導性も磁性もない状態)に戻る物質を2012年に発見し、それ以来このような物質の未知の物性や可能性を研究してきました。この発見が世界的に注目され、国内外から招待講演の依頼が続いています。今回依頼を受け、アメリカで開催された国際会議で講演したところ、Expert Presentations(特に完成度の高い発表)に選ばれました。昨年に続き、2年連続、2度目の受賞となります。
 さらに、内藤教授は、昨年の受賞がきっかけで、実行委員会から招待講演者の推薦などの相談を受け、積極的に今年の本会議の計画に関与してきました。その寄与が特に評価され、オープニングセレモニーの際、今回から新設されたSpecial Recognition(この会議に対して特に重要な貢献を果たした参加者)という賞も授与されました。
 この国際会議は、アジア、アフリカ、欧米、オセアニアなど、世界中から産官学の研究者が大勢参加し、その中でSpecial Recognition賞受賞者は5人で、日本人ではただ1人です。
 当該の研究は、理工学研究科の小原敬士准教授、小西健介准教授、総合科学研究支援センターの森重樹特任講師との共同研究でもあり、平成23年度化学科卒業生の烏谷知明さん以来、内藤研究室で受け継がれている主流の研究テーマでもあります。今年度も優秀な卒業研究生たちが、関連するテーマに取り組んでいます。また、新たな発見で世界を驚かせたいと、教員・学生一丸となって日夜頑張っています。

講演タイトル:Giant photoconductivity in organic materials by UV irradiation

第3回「材料科学と工学の国際会議」HPへのリンク

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受賞後の記念撮影

<理学部>