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医学系研究科公衆衛生・健康医学分野の谷川武教授が、第9回ヘルシー・ソサエティ賞医療従事者部門賞(国内)を受賞しました【3月19日(火)】

 平成25年3月19日(火)、ホテルオークラ東京「平安の間」で、第9回ヘルシー・ソサエティ賞の授与式があり、医学系研究科公衆衛生・健康医学分野の谷川武教授が医療従事者部門賞(国内)を受賞しました。

 ヘルシー・ソサエティ賞とは、より明るい今日とよりよい明日に向けて、健全な社会と地域社会、そして国民のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献した方々を称える目的で、公益社団法人日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソングループによって創設された賞です。
 今回、谷川教授が受賞対象となった理由は、約20年間非常勤産業医を務めている福島原子力発電所において、東日本大震災後の復旧作業に務める作業員への健康管理と福祉改善についての活動が評価されたことです。谷川教授は、震災の約1か月後に現地入りし、作業員の食事や睡眠等の生活環境が過酷な状況であることを憂慮し、この環境の劣悪さが作業の非効率化ならびにヒューマンエラーによる事故のリスクが高くなることへの警鐘を、メディアを通じて強力に発信しました。その結果、多くの人の共感を呼び、東京電力や政府を動かし、食事や睡眠等を含む作業環境が大きく改善しました。

 これらの活動が、慈善行為や寛大な精神、助けを必要とする人たちへの配慮を奨励する本賞において高く評価され、受賞に至りました。

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安倍総理と受賞者の記念撮影

 

<医学部>