お知らせ

第23回愛媛大学医学部附属病院腫瘍センター講演会を開催しました【3月28日(木)】

 平成24年3月28日(木)、医学部設立40周年記念講堂で、独立行政法人国立病院機構四国がんセンター整形外科の中田英二医師と虎の門病院臨床腫瘍科の高野利実部長を講師に迎え、第23回愛媛大学医学部附属病院腫瘍センター講演会を開催しました。

 骨へのがん細胞の転移は、患者さんのQOLを下げ、加療を行う上で大きな妨げになります。
 本講演会では、早期に骨転移を見つけ出す独自の医療システムを構築した中田医師により、このシステムの臨床現場における有用性や、乳がん・前立腺がんと肺がんとの骨転移様式の違いを解説していただきました。また、高野部長からは、骨転移病変の進展を遅らす可能性のある、ゾレドロネートならびにデノスマブの使用経験や注意点を解説していただきました。
 講演会には、医師のみならず多数の医療従事者が出席され、会場では活発な意見交換が行われました。がんの診療に関わる医療者にとって、骨転移患者さんの治療やケアを考える貴重な講演会となりました。

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