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教育学研究科教職大学院科目「人材育成演習」を開講し、鳴門教育大学御一行が視察に訪れました【12月13日(火)】

 平成28年12月13日(火)、本学に隣接する松山市教育研修センターで、露口健司教授をはじめとする教育学研究科教員が、教育学研究科教職大学院科目として開講している「人材育成演習」に、愛媛県総合教育センター教育開発部企画室 渡邉真介室長ならびに、松山市教育研修センター 神野泰二指導主事を講師としてお招きしました。また、鳴門教育大学の御一行が、本科目の視察に訪れました。

 演習内容は、「キャリアステージ」と「領域」に沿った新しい研修計画の立案でした。まず、渡邉室長から愛媛県全体の研修体系(「基礎研修」「専門研修」「課題別研修」「地域別研修」「支援研修」「えひめ教師塾」「派遣研修」)について、とりわけ、愛媛県独自の取組みである、各地域に出向いて実施する「地域別研修」や本学教育学部・教職大学院と連携して開催している「えひめ教師塾」について説明がありました。神野指導主事からは、松山市の研修体系について、中でも、本年度から開設された教育研修センターを効果的に活用して、「センター研修」、「OJT支援」、「自己啓発」の3つの研修体制を構築し、「学び続ける教職員」を支援するための取組みについて説明がありました。
 次に、履修院生が、愛媛県・松山市での取組みと、またそれぞれ演習を通して学んだことや学校現場での調査から得られた知見を踏まえて構想した新しい研修について、付箋を活用したワークの手法を用い、全体の研修計画の中でどう位置付けるかを考慮し、プレゼンテーションを行いました。ミドルリーダーを対象とし、組織力を重視した研修の提案が多くありましたが、若手教員を対象とした研修の提案から、管理職を対象とした研修の提案まで非常に多くの研修の提案がなされました。
 履修院生からのプレゼンテーションの後、演習を担当する教員からも提案があり、学び続ける管理職のための研修や異年代混合の研修等が挙げられました。最後には、松山市教育研修センター 藤本昭二所長から講評をいただきました。演習終了後には、本日提案された研修を愛媛県、松山市でもぜひ採用したいとの評価をいただき、大変有意義なものになりました。

 また、視察を終えられた鳴門教育大学の皆さまからは、今後とも四国地区の教職大学院同士の連携を進めていきたいとのお話をいただきました。

<教育学部>