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愛媛大学女性未来育成センター公開シンポジウム2016を開催しました【12月7日(水)】

平成28年12月7日(水)、「大学における男女共同参画を考える~なぜ、女性が大学に必要なのか~」をテーマに、愛媛大学女性未来育成センター公開シンポジウム2016を開催し、学内外から約90人が参加しました。

開会挨拶をする大橋学長

 始めに、大橋裕一学長から、「本学では平成22年度から様々な女性研究者支援活動を行ってきましたが、中四国の他大学に比しても女性教員比率が低いため、本年度から、『学長戦略・女性教員ポジティブアクション事業』を立ち上げ、各部局による数値目標の設定、学長戦略経費による女性限定公募の採用人事を行うことになった。」、「本日のシンポジウムでは、上位職・意思決定にかかわる層の方々を含む多くの教職員とともに、なぜ大学にとって『ダイバーシティ』や『女性活躍推進』が重要なのかという根本的な部分について、考える機会にしたい。」との開会の挨拶がありました。

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古橋名誉教授による講演

 特別講演では、花園大学名誉教授(名古屋経営短期大学元学長)古橋エツ子氏に「ダイバーシティの実現に向けて-大学は男性ばかりで大丈夫?-」と題するご講演をいただきました。多くの大学が男性優位の社会のままなのは、意思決定機関に女性が少ないからで、ご自身が学長職を経験されたことからも、女性管理職の必要性を述べられました。また、大学に女性教員が少ないことによる懸念点や損失について具体例をあげたご講演をいただき、大学だけでなく、日本全体が抱える働き方についての問題提起をいただきました。

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会場の様子

 パネルディスカッションでは、ダイバーシティ推進本部長 壽卓三副学長から、本学の女性教員比率の現状について説明がありました。その後、パネリストの徳島大学大学院医歯薬学研究部教授 山内あい子氏(徳島大学AWAサポートセンター前センター長)から、徳島大学のこれまでの取組と成果について紹介いただきました。さらに、大学院理工学研究科長 八尋秀典教授から工学部の現状と取組等について説明があり、古橋氏からは学長経験者として、女性が意思決定機関に関わることの重要性についてコメントをいただき、活発な意見交換を行いました。

 <女性未来育成センター>