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本学の学生9人がインドネシアKKNプロジェクトに参加しました【8月2日(木)〜8月18日(土)】

平成24年8月2日(木)〜8月18日(土)の間、本学の学生がインドネシアで、KKNプロジェクトに参加しました。

 KKNプロジェクトとは、インドネシアのガジャマダ大学が実施する農村への学生派遣プロジェクトで、村人と学生達が協力し、村の生活向上についてのプログラムを一緒にデザインすることを目的としており、本学国際連携促進事業(国際連携GP)の支援を受けています。
 
 ルース・バージン准教授(国際連携推進機構)と都築勇人准教授(農学部)の引率のもと、法文学部から4人、教育学部から4人、農学部から1人の計9人の学生が、現地農村でガジャマダ大学の学生たちと交流しました。受け入れ側のガジャマダ大学では、農業工学部のSupriyadi先生が中心となって本学からの参加者の受け入れを支援してくれました。
 学生たちは、8月2日(木)にインドネシア、ジャワ島中部のジョグジャカルタ市に到着しました。翌日、ガジャマダ大学でオリエンテーションを受けた後、8月4日(土)から14日(火)までジョグジャカルタから北に50キロ、活火山で有名なメラピ山のすぐ西の標高1、000〜1、200メートルの隣接する3村に分かれて滞在しました。
 そして、すでに現地で1カ月半過ごしていたガジャマダ大学の学生約20人と合流し、彼らのKKNプロジェクトに参加しながら、自身のプロジェクトとして3回の発表をしました。初めは、近くの小学校で日本文化の紹介と、昨年のKKNプロジェクトの際に、本学から参加した学生によって実施された「火山噴火時の避難訓練の定着度確認のためのアンケート調査」と、避難訓練を行いました。その後、ガジャマダ大学の学生と滞在村とが共同で実施したイベントで、日本文化を紹介しました。また、滞在村からジョグジャカルタに戻った後、ガジャマダ大学で、最終報告会の場が設けられました。 
 滞在中、ガジャマダ大学の学生とは、英語である程度意思疎通できたものの、村人とのやり取りには困難が伴いました。しかし、ガジャマダ大学の学生を介したり、片言のインドネシア語・ジャワ語や、身振り手振りを交えるなどして、少しずつコミュニケーションが取れるようになりました。また、今回はイスラム教の断食(ラマダン)期間内の滞在であったことから、大部分の学生や村人が日の出から日没まで飲食をしないなか、私たちに食べて構わないと勧めてくれた彼らの寛容さを身をもって知ることが出来ました。家族として迎え入れてくれた彼らの村を離れるときには、双方共に涙を流しました。
 
 今回の滞在が、村の経済的環境的な利益に直接結びつくとは考えにくいですが、参加した本学の学生にとって、遠くメディアを通じてしか知ることのなかった国の自然や、人の営み、習慣に触れたことは、貴重な経験となりました。帰国後も、両大学生間でのFacebookでのやり取りがあり、時代に即した形での交流がなされています。

<国際連携推進機構>