お知らせ

「南加記念ホール」などのオープニングセレモニーを開催

平成22年4月22日(木)、南加記念ホール、校友会館、愛大ショップえみかのオープニングセレモニーを開催しました。

 当日は朝からあいにくの雨でしたが、11時30分から開催した南加記念ホールのオープニングセレモニーには、教職員のほか、大勢の招待客の皆様にお集まりいただきました。
 南加記念ホールの前身の記念講堂は、昭和30年に愛媛大学開学5周年記念事業として、当時、米国南部及び中部カリフォルニア州、テキサス州、イリノイ州に在住されていた愛媛県出身者88人から寄付された浄財を基礎として建設したもので、今回の改修により、ステージと256の座席を備えた施設へと生まれ変わりました。久しぶりに本学を訪れた招待客の皆様は、その変貌ぶりに驚かれるとともに、記念講堂であった頃の思い出に浸られている様子でした。

 本学教育学部の卒業生でもある、南海放送の合田みゆきアナウンサーの司会で始まったセレモニーでは、まず弓削俊洋理事・副学長が挨拶に立ち、南加記念ホール、校友会館、愛大ショップえみかのオープンを宣言し、設置にご尽力いただいた皆様に謝意を表するとともに、地域に開かれた大学として、今後ますます地域との連携を深めていきたいとの決意を述べました。
 次に、校友会の森本惇会長が、校友会館設置に至るまでの経緯について述べられ、今回の三つの施設のオープンをきっかけに、愛媛大学がますます発展することを祈念しますとの祝辞をいただきました。
 セレモニーの最後には、こけら落としとして教育学部 福富彩子講師によるピアノ演奏があり、コンサートホールさながらの雰囲気の中、出席者はホールに響き渡る演奏に聴き入っていました。

 南加記念ホールのオープニングセレモニー終了後、場所を愛大ショップえみか前の広場に移し、愛大ショップえみかのオープニングセレモニーを行いました。
 学生、教職員、招待客の皆様、そして、ショップオープンの記事を見て足を運んでいただいた地域の皆様が見つめる中、大橋裕一理事・副学長がショップの概要を説明し、学生、教職員はもとより、地域の皆様に愛されるショップとなることを期待しますと述べました。
 そして、司会者の掛け声に合わせて、看板は弓削理事・副学長、中越眞理事、愛媛大学生活協同組合の松野尾裕理事長及び学生代表として教育学部の福田裕子さんが、えみか人形は山村滋財務部長と学生代表者会議議長である教育学部の片山佳奈子さんがそれぞれ除幕を行うと、大きな拍手が沸き起こり、それと同時にオープンしたショップに次々と買い物客が入っていきました。

 愛大ショップえみかは、附属農場の安心米や特別支援学校の生徒の手による木工品などの生産品、安心米を原料として地元の酒造会社の協力を得て開発した特別純米酒「媛の酒」やブランドマークを模したロールケーキなどのオリジナル商品のほか、松山市、東温市、今治市、四国中央市といった本学と深いつながりのある市町の特産品などを販売しています。買い物客は、それらの商品を手に取って眺め、気に入った商品をかごに入れていました。
 12時過ぎからは、校友会館1階のカフェ・レストラン「セ・トリアン」で、セレモニーにご招待した方たちをお招きして記念パーティーを開催し、弓削理事・副学長、愛南町の清水雅文町長、愛媛県の横田潔企画情報部長及び「媛の酒」の開発に携わった法文学部の石橋明子さんにより、愛南町からご提供いただいたゆら鯛の塩釜割りで、改めて各施設のオープンを祝いました。

 「セ・トリアン」は、赤い椅子が印象的な明るい店内で、大学の中にあるレストランであることを忘れてしまいそうなくらい落ち着いた雰囲気です。料理の味とあいまって、招待客の方々は満足されている様子で、一般の方にもご利用いただけることを伝えると、これなら満足していただけるのではないかとおっしゃっていました。
 校友会館は、学生、教職員、同窓生、退職教職員などの交流の場として利用することを目的とした施設で、レストランのほか、交流スペース、OBサロンなどを有しています。
 今回オープンした三つの施設が、大学関係者間はもとより、大学と地域の皆様との交流、連携を一層深める場として有効に活用されることが期待されます。

<広報室>