工学部では、平成22年11月8日(火)16時40分から工学部本館3階大会議室を会場に株式会社進研アド教育情報センターチーフディレクター飯塚信氏を講師にお迎えして、演題「工学系学部の高大接続における現状と愛媛大学を巡るステークホルダーの変化」とする講演会を開催しました。
講演では、大学受験者数について、平成30年までは踊り場であるがその後は減少傾向を示しており、特に東北、四国での減少傾向が東京、大阪等の都市部に比較して大きくなるとお話がありました。また、近年は教育、保健衛生及び国際関係学部が人気を得ているのに対し、工学系学部は低迷傾向にあり、この原因として小中学校の学習指導要領の変更すなわち「ゆとり教育」に起因する高校生の理科離れ、工学系学部卒業後の姿が見えづらいことなどが考えられること、進路指導の先生や保護者が入試情報に加えて具体的でかつ詳細な就職先や教育内容に関する情報を望んでいることなど、豊富なデータに基づいた貴重な情報を提供していただくものとなりました。
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