お知らせ

「情報セキュリティセミナー」を開催

 平成21年8月3日(月)総合情報メディアセンターメディアホールにおいて「情報セキュリティセミナー」を開催しました。

 情報セキュリティ対策においては各職員の意識が重要であることから、京都大学学術情報メディアセンターの上原哲太郎准教授と高倉弘喜准教授に愛媛大学職員を対象とした情報セキュリティに関してのご講演をいただき、本学教職員40人の参加がありました。

 上原准教授には遠隔TV会議システムを通じて「国立大学における個人情報保護と情報セキュリティ」と題して講演を行って頂きました。大学をとりまく状況の変化、情報セキュリティ対策と個人情報保護を巡る混乱などをはじめとするセキュリティと個人情報保護に関する現状や経緯について概説があり、事業者としての国立大学の責務、情報セキュリティマネジメントの重要性などについて詳細な解説があり、職員の情報セキュリティに対する意識がいかに重要であり、組織としてはコンプライアンスを第一に意識することの重要性を説いて頂きました。

 高倉准教授には「局所化かつ巧妙化するサイバー攻撃の現状」と題して講演を行って頂きました。短時間で世界規模に広がる従来型のサイバー攻撃から、最近では特定の組織や個人を狙った標的型攻撃が増えつつある状況を技術面を中心に詳細に解説して頂きました。その上で、対戦相手は人間でありセキュリティ対策の運用面での人材育成及び経験の蓄積が重要となり、一般職員においては、「いつもの」状態を把握し、「いつもと違う」が意識できるよう普段の備えが重要となることを解説頂きました。

 最後に、総務課法規チームから愛媛大学における個人情報保護と情報セキュリティに対する取り組みに関しての説明がありました。

 大学職員にとっては、法的な意味も含めて個人情報保護と情報セキュリティに対する認識を改め、今後どのような行動を取るべきかを考える機会となり、大変有意義なセミナーとなりました。