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お知らせ

法文学部同窓会寄付科目「社会と人間」を開講

 平成19年10月11日(木)、法文学部の寄付科目「社会と人間」の第1回目の授業として、森本 惇伊予鉄道株式会社相談役と一色昭造石崎汽船株式会社社長による「社長が/と語る」を行いました。

 「寄付科目」の定義は複数ありますが、今回の寄付科目とは、同窓会員が講師となって講義を行う科目のことで、「社会と人間」は、法文学部の正規の専門科目です。この科目は、先輩である同窓会員が、学生に対して実社会の様々な情報を提供したり自らの経験を話したりすることによって、将来像形成の参考にしてもらうことを狙いとしています。大学と同窓会が寄付科目という形で連携を取るのは、非常に珍しいことです。
 講義の中で、森本相談役は、伊予鉄道に入社してからの様々なことや、人との付き合いを大切にしてきたからこそ社長になれたことを語られました。そして、「学生時代は、大いに遊んで、多くの知人を持つことが大切である。また、社会に出るためには、常識を持った人になる必要がある。」とまとめられました。
 また、一色社長は、旧運輸省に務められていた経験から、民間企業と公務員との比較を行いました。そして、「就職してすぐに役に立つ知識を学生時代に習得する必要はなく、基礎的な事項を身に付けておけばよい。」、「苦しいときに頑張れば、人は見ているので必ず評価される。」とまとめられました。

講義の後の質疑応答では、「採用したくない人材は?」「仕事を楽しむ秘訣は?」といった学生にとって身近で現実的な質問が次々と出され、就職に関する情報を先輩から直接聞きたいといういう熱意が伝わってきました。
 この科目は、19年度後期、毎週2〜4人の講師を迎えて、来年1月17日まで行っていきます。

広報室