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中国でインターンシップを行った工学部生が報告会を行いました

平成19年10月29日(月)、この夏休みに中国の企業でインターンシップを行った工学部の学生5人が、報告会を行いました。

 このインターンシップは、愛大GPで採択された「天津における技術者インターンシップの実施」により実施するもので、「大学で学んだ原理や理論と実社会の職場における仕事との関連を理解する」ことなどを目的としています。
 インターンシップは、8月26日(日)から9月22日(土)まで、前半の2週間は天津大学で、後半の2週間は天津の日系企業で行いました。
 天津大学では、午前中は語学研修を、午後と夜はロボットサッカー大会のための準備を行いました。ロボットサッカー大会は、本学の学生と現地の学生とが合同のチームを作り、計6チームで競い合いました。そのプログラミングや練習などに予想以上の時間がかかり、夜10時頃まで準備が続くこともしばしばでした。日系企業でのインターンシップ受入れ先のフジノン株式会社では、レンズを作成していく課程での細かな作業を見学し、厳しい品質管理の下に作られていることを知り、驚くばかりでした。

 このインターンシップには、もう一つ、大きな意義があります。それは、出発前の留学生との中国語の勉強です。学生たちは、特別に中国語を話せるわけではなく、前回中国でインターンシップを行った学生からは、渡航前に語学学習の機会が欲しかったという要望が多く出されていました。
 そこで、今回は、工学部と国際交流センターが共同で、8月初めから、本学の中国人留学生の朱 文佳さんと徐 彬さんに中国語の語学学習を支援していただきました。お2人の日本語は、日本人と区別がつかないくらい上手で、少しでも中国語を身につけてもらおうとする熱意が伝わってきました。一方、学生も、こうして与えられた素晴らしい機会を最大限に生かそうと、真剣な眼差しで取り組みました。

 学生たちは、このインターンシップを通じて、中国語を学び、企業で研修を受け、自らを磨きました。しかし、このインターンシップは、単なる語学学習や企業での勉強だけではありません。学生たちは、天津大学において、お互いの言葉が通じにくい中国人学生と行動を共にすることにより、コミュニケーションの重要さ、難しさを知り、そこに学生間の交流が生まれました。また、同じように、渡航前の学習により、愛媛大学内においても、学部や専攻の枠を越えて日本人学生と留学生の交流が生まれました。このことは、お互いの文化について理解し合い、人的なつながりを広めるといった面での学生レベルの国際交流を、質・量ともに向上させることができたと言えます。

 なお、今回の発表者は、下記のとおりです。

  16時30分〜40分
   濱本 崇行、森下  功 
   天津天菱超硬工具有限公司(三菱マテリアルの現地工場)
  16時40分〜50分
   林  拓広、松岡 克耶
   富士能(天津)光学有限公司(FUJIFILMグループ・フジノン株式会社)
  16時40分〜48分
   大西 雄介
   天津菱雲刀具設計有限公司(三菱マテリアルの現地会社)

広報室