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国際交流センター国際シンポジウム「砂漠化の最前線」を開催

 「光を求めて陸上に上がった生物の歴史は、常に水獲得との戦いであり、21世紀の今、生物と水との戦いは新たな局面を迎えている。」
 国際交流センターでは、平成20年2月22日(金)15時から放送大学講義室において愛媛大学と内蒙古農業大学の連携を通じて行われている教育研究について「砂漠化の最前線」と題し国際シンポジウムを開催しました。

 まず小松正幸学長の地質学者としての挨拶に始まり、愛媛大学農学部から「熱帯雨林の中の沙漠」(二宮生夫教授)、「内モンゴルの水事情」(高瀬恵次教授)とこれまでの研究について発表があり、続いて、愛媛大学大学院連合農学研究科を修了し愛媛にはなじみの深い、内蒙古農業大学の王 林和副学長から「中国における砂漠化防止の政策について」の最新の報告がありました。さらに、これまで砂漠化防止への挑戦を続けてこられた吉川賢岡山大学大学院環境学研究科教授からは「モンゴルにおける砂漠化とその対策」について、ユーモアを交えながら人と水との戦いの連鎖を断ち切るための方策が述べられ、質疑応答においても会場を埋め尽くした学内外からの参加者を交え活発な意見が飛び交いました。

今回のシンポジウムは、文部科学省平成19年度大学改革推進等補助金採択「愛媛大学の国際化推進プログラム」による内蒙古農業大学への長期留学生(増田寛子:農学研究科)中間報告会も兼ねており、「臭柏の光合成生産」の研究については今後修士論文としてまとめられる予定です。国際交流センター長期留学支援室においては、長期派遣留学生へのサポートをさらに充実し、多くの長期留学生を支援できる体制を整えたいと考えています。

国際交流センター事務課学術交流チーム