平成20年5月31日(土)、モザンビーク共和国のアルマンド・エミリオ・ゲブーザ大統領ご一行が来学され、小松正幸学長ら役員と懇談しました。また、総合情報メディアセンター・メディアホールにて、アイレス・ボニファシオ・アリ教育文化大臣との学術交流会を開催しました。
今回の大統領の来日は、横浜で開かれた第4回アフリカ開発会議への出席が目的でしたが、NPO法人「えひめグローバルネットワーク」が中心となり愛媛県へお招きした中で本学に来ていただきました。
14時20分、ゲブーザ大統領ご一行が到着されると、小松学長を始め集まった大勢の教職員・学生らが、盛大な拍手をもってお迎えしました。懇談会では、小松学長が、歓迎の意を表するとともに、愛媛大学の概略や取り組みについてご説明しました。
スケジュールため次の訪問先へ向かわれた大統領をお見送りした後、メディアホールにて、アリ教育文化大臣とともに、環境ESDについての学術交流会を開催しました。学術交流会では、アリ大臣が、モザンビークの環境問題や教育の現状についてご講演されました。また、本学からは、田辺信介沿岸環境科学研究センター教授が、世界的な教育・研究拠点として同センターが取り組んでいる研究紹介を、栗田英幸法文学部准教授と小林 修農学部講師が、環境ESDについての報告を行いました。そして、両国間で意見交換を行いました。会場は、学生約50人、教職員約80人で立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。
本学とモザンビークは、現在、あまり直接的なつながりはありません。しかし、アリ大臣は、今回の訪問を機会に交流を深めていくことを、強く望まれていました。また、小松学長も、今後、教職員や学生の派遣など交流拡大について準備を行いたい考えを示し、固い握手の後、アリ大臣をお見送りしました。
モザンビークを始め、本学とアフリカ各国との交流の輪が拡大することを期待しています。
広報室