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衛生管理者スキルアップ研修を開催しました【9月15日(金)】

 平成29年9月15日(金)、大学本部棟の第3会議室で、衛生管理者スキルアップ研修を開催しました。
 この研修は、本学で安全衛生業務に携わっている衛生管理者(第一種及び衛生工学衛生管理有資格者)を対象に、平成24年度から実施しているものです。本学では、現在約350人の有資格者が安全衛生管理業務に関わっており、今回は同業務に携わる無資格者を含め18人が受講しました。

挨拶をする渡部課長

挨拶をする渡部課長

 始めに、施設基盤部安全環境課の渡部博文課長から、日頃から巡視業務等を行っている受講者に対し、「法令改正への対応は大変であるが、本研修で学んだ事を今後の活動に活かしてほしい」と挨拶がありました。
 続いて、愛媛産業保健総合支援センター産業保健相談員の臼井繁幸氏が、「安全衛生関係法令と衛生管理者の役割」と題して講演を行いました。
 まず、年々増加している定期健康診断有所見率を示し、脳心臓疾患の増加や労働者の高齢化、医療技術の進展等により、来年4月から定期健康診断等における診断項目に関する取扱い等が変更となることに触れました。また、職業がんの防止対策として化学物質の規制は進んでいるが、健康障害防止の観点から、規制対象外の物質であってもリスク管理は重要であると説明しました。さらに、ストレスチェック制度を活用し、職場環境の改善・快適化を進めることが大切であると述べました。最後に、労働衛生上の問題点は危険が見えにくく自覚症状も少ないが、自主的にリスクを減らす活動に取り組んで労働災害の未然防止に努めてほしいと締めくくりました。
 次に、重信事業場専任安全衛生管理者の浜井盟子安全衛生管理室長が、「安全衛生管理の実務」と題して講演を行いました。本学が実施している安全衛生管理の現状と課題に触れ、法令を遵守するだけでなく、自発的に情報を伝達・周知・確認することで自主対応型の安全衛生管理となることを期待したいと述べました。
 安全環境課では、今後も各事業場で順次このような衛生管理有資格者を対象としたスキルアップ講習会を開催し、職場に潜む労働衛生上の問題点に関して適切な対応ができるよう一人ひとりの意識強化を図っていきます。

 

<安全環境課>