平成29年9月8日(金)、総合情報メディアセンターメディアホールで、第14回愛媛大学学術フォーラムを開催し、学内の教職員、学生、学外からの参加者も含め、約80人が参加しました。
始めに、鳥居本美学術企画室長による開会挨拶があった後、特別講演として、地球深部ダイナミクス研究センター長の入舩徹男教授から、「地球科学から材料科学へ~超高圧を利用した学際研究の展開~」と題し、これまでの研究活動を中心に、センター設立当時の状況を振り返りながら講演がありました。入舩教授は、研究者には学生と一緒に学ぶ姿勢が大切であること、研究における若い力やチームワークが重要であること等について、自身の経験を踏まえながら熱く語りました。
次に、特別研修として、広島大学ライティングセンターの河本健特任教授から、「英語論文構成の組み立て方と論文コーパス活用法」と題し、英語論文を作成する上での知識やノウハウについて、実際のWebサイトの紹介や演習問題の解説を交え、分かり易く説明がありました。聴講者には学生も多く見られ、熱心に耳を傾けていました。なお、今回の特別講演および特別研修は、テニュア教員育成制度におけるRDプログラムとして位置づけられています。
続いて、今年度認定したリサーチユニット「細胞時空間形態制御研究ユニット」、「アジアでトップクラスの拠点形成:疫学研究ユニット」、「有機超伝導体研究ユニット」の代表者から活動報告があり、次世代研究拠点と地域の特性を活かした研究拠点を目指す各ユニットの様々な取組について理解を深める貴重な機会となりました。
最後に、菅原卓也学術企画室副室長から本フォーラムの総括があり、閉会しました。
「地域とともに輝く大学」であるためには、こうした本学の特色ある研究を積極的に発展させていく必要があります。今後も、研究力強化に必要な情報を発信し、愛媛大学の学術研究の活性化を目指していきます。
<研究支援課>