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大学院連合農学研究科博士課程の森本隼人さんが第30回国際園芸会議で「最優秀口頭発表賞」を受賞しました【8月12日(日)~16日(木)】

 平成30年8月12日(日)~8月16日(木)、トルコ・イスタンブールで開催された第30回国際園芸会議2018(IHC2018)において、大学院連合農学研究科生物資源生産学専攻施設生産学分野2年の森本隼人さんが、同学会で最も優れた口頭発表に授与される「最優秀口頭発表賞」を受賞しました。国際園芸会議は4年に一度開催される園芸科学関連の最も大きな大会で、今回は全世界から1800人の参加がありました。

 

【森本隼人さんからの受賞のコメント】
 香川大学農学部の花卉園芸研究室の深井誠一先生のもとで「カーネーションの枝変わり機構の解明」を中心に研究を行っています。また、愛媛大学大学院連合農学研究科の平成29年度「学生研究プロジェクト創生プラン支援事業」から研究助成金をいただき、香川大学の修士学生1名と学部生1名と共に昨年5月頃から今年の3月にかけて「色変わりナデシコ属品種の色変わり機構の解明」をテーマに研究を行いました。

 多くの顕花植物は開花する前に花弁が着色しているのですが、色変わりナデシコ属品種は開花後に花弁の着色が行われるため、開花した花弁の色は白色から桃色に変化しているように見えます。この開花後の花色の変化(花色遅延)がどのような機構で生じているのかに疑問を持ち研究に取り組んできました。本学生研究プロジェクトで得られた成果を平成30年8月12日から16日にイスタンブールで開催された国際園芸学会議2018(IHC2018)で発表し、最優秀口頭発表賞を頂くことができました。研究のご支援をしてくださった「学生研究プロジェクト支援事業」および研究のご助言をくださった指導教員の方々に心から感謝を申しあげます。

 「学生研究プロジェクト支援事業」を通して、学生指導能力、問題解決能力、リーダーシップ力を涵養することができました。自ら研究テーマを設定し、研究計画を立て、限られた研究費で研究を遂行するといった一連の研究運営を経験することで研究者として必要なスキルを磨くことができたと思います。また、平成30年度の学生研究プロジェクト支援事業として新たなプロジェクト研究も始めており、学生と共に楽しく研究を行っているところです。

<大学院連合農学研究科>