平成30年10月2日(火)、教育学部附属幼稚園において、附属高校2年生10名が4歳児39名と交流授業を行いました。総合学科である本校の2・3年生は、必修科目に加えて、学びたい分野に応じた「生命科学系列」「物質科学系列」「教養文化系列」「社会文化系列」の4つの系列のいずれか1つを選択し、各系列の中から興味のある科目を自由に選択して授業を受けています。この系列とは、進路や適性に応じて学びたいものを選択するときに、どの科目をどのように選べばよいのかをおおまかに示したモデルであり、2年生に進級の際に、生徒が将来の目標のために高校では何を学んでおくべきかを考えて、科目選択を行っています。
この交流授業は、「教養文化系列」の科目「生活総合A」を選択した生徒を対象に、幼児の心身の発達、遊びや生活習慣などについて理解を深めるとともに、保育者としての役割や配慮すべきことを学ぶことを目的として、毎年行われています。交流授業では、生徒たちが準備した紙芝居を使って、園児たちに附属高校の様子や学校行事などの紹介を行いました。また、クリップをつけた手作りの紙の魚と竿で魚を釣る「魚釣りゲーム」や、新聞を広げて乗り、ジャンケンをして負けるごとに新聞を半分に折っていき、最後まで新聞に乗っている人を勝ちとする「新聞じゃんけん」などのゲームを行いました。屋外では、園児たちと一緒に遊具で遊んだり、園庭を駆け回ったりして、さらに交流を深めました。また、この授業の中で生徒たちは、園児との直接的な交流を行うだけでなく、幼稚園の先生方の園児に対する声がけや、安全に気を配りながら臨機応援に対応している様子を目の当たりにすることで、保育者の役割を学ぶことができました。
<附属高校>