平成30年10月4日(木)に城北キャンパスにおいて、平成30年度第3回教育コーディネーター研修会を開催しました。
『学生支援と危機管理』という、新しいテーマとなってから3回目の開催となる今回は、教育コーディネーター、各学部学生支援・学生指導担当教職員など91人が参加し、本年7月の西日本豪雨災害の経験を受けて、学外活動の危機管理体制を今日的な内容にアップデートするために教育・学生支援機構学生支援センターが取り組んでいる「災害ボランティア活動ハンドブック」の作成を題材に、学生の学外における活動の活性化とその際の危機管理について検討しました。
まず始めに、岡本好弘学生支援センター長から、「災害ボランティアに関する本学の状況について」と題し、西日本豪雨に対する本学の対応状況及び愛媛大学スチューデント・キャンパス・ボランティア(SCV)を中心にした「愛媛大学学生ボランティア・サポートセンター」開設の過程について説明が行われました。次に、社会共創学部松村暢彦教授から、「社会共創学部の災害ボランティア活動支援について」と題し、災害ボランティア活動の支援内容及びボランティア参加者へのアンケート結果について説明があり、社会共創学部の事例に関する情報を共有しました。続いて、学生支援センターの阿部光伸講師から、学生ボランティア・サポートセンターの開設及び「災害ボランティア活動ハンドブック」作成にあたっての編集の進め方について説明が行われました。
その後、参加者はグループに分かれ、「災害ボランティア活動ハンドブック」に盛り込むべき内容について検討しました。検討内容の全体共有の際には、学生がボランティアから学んだことをどう活かしていくかといった教育上の問題、ボランティアをどう管理していくのかといった危機管理上の問題が提起されるなど、活発な意見が交わされました。
最後に、弓削俊洋教育担当理事・副学長(教育・学生支援機構長兼務)から、今後の課題を含めた研修会の総括と今後のスケジュールについて説明が行われました。
<教育企画課>