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「平成30年度防災・日本再生シンポジウム南海トラフ巨大地震から地域を守る~防災人材育成と事前復興デザインへの取り組み~」を開催しました【平成30年11月13日(火)】

 平成30年11月13日(火)、愛媛大学南加記念ホールにおいて、「平成30年度防災・日本再生シンポジウム 南海トラフ巨大地震から地域を守る~防災人材育成と事前復興デザインへの取り組み」を開催しました。
 このシンポジウムは、一般社団法人国立大学協会との共催によるもので、愛媛県及び県内各市町の職員、企業関係者、学生、一般市民ら約240人が参加しました。

 

羽藤先生による基調講演の様子

 初めに、東京大学大学院工学系研究科・教授 羽藤英二氏より「西日本豪雨災害を考える人材育成と復興計画づくりの視点から」と題した基調講演があり、平成23年3月に発生した東日本大震災での被害状況や復興対応について説明があるとともに、それらを教訓として、来る南海トラフ巨大地震等の災害が起こった後の復興デザインを描いておくことの重要性について講演いただきました。

 次に、事例報告として、熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター・准教授 円山琢也氏より「ましきラボから考える熊本復興」と題して、平成28年4月に発生した熊本地震からの復興について、「ましきラボ」を例に報告いただきました。続いて、東京大学リサーチアドミニストレーター・萩原拓也氏より「小高復興デザインセンターと大槌復興支援の取り組み」、東京大学大学院工学系研究科・助教 井本佐保里氏より「ネパール国際復興支援の現場」、愛媛大学防災情報研究センター長 森脇亮より「愛媛における平成30年7月豪雨災害と復興」と題して報告いただきました。

 

パネルディスカッションの様子

 最後に、「災害復興の現場から考える」と題したパネルディスカッションを行い、コーディネーターと5人のパネリストとの軽快な意見交換に、参加者は熱心に耳を傾けていました。
 今回は、これからの我が国を間違いなく背負って立つ高校生39人の参加もあり、講師の先生方は、彼らの今後の活躍に強い期待を寄せていました。

 

 

<社会連携課>