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農学部4年の屋敷哲良さんが第51回日本栄養·食糧学会 中国・四国支部大会の学生奨励賞を受賞しました【11月18日(日)~11月19日(月) 】

 農学部4年の屋敷哲良さんが、2018年11月18日~19日に広島大学で開催された第51回 日本栄養・食糧学会 中国·四国支部大会において学生奨励賞を受賞しました。

 日本栄養・食糧学会 中国·四国支部は、栄養学ならびに食糧科学の進歩をはかり、国民栄養の向上に寄与することを目的とした日本栄養・食糧学会の7つの支部のひとつです。

 学生奨励賞は、支部大会において口頭発表を行った学生のうち特に優れた発表を行った者に贈られる賞で、今回の支部大会では13名の候補者から屋敷さんを含む2名が学生奨励賞に選出されました。屋敷さんの講演題目は「ダイゼイン腸内細菌代謝物エコールの雌特異的食欲抑制作用の機構解明-エコール4’位グルクロン酸抱合体は雌特異的にラット胆汁中に存在する―」で、農学部 生命機能学科 応用生命化学コース 栄養科学教育分野で進めている研究について発表したものです。栄養科学教育分野では、主要な大豆イソフラボン・ダイゼインから腸内細菌によって産生されるエコールが雌特異的にラットの食欲を抑制することを見出し、その作用メカニズムの解明を目指しています。屋敷さんらがエコールの体内動態をラットで調べたところ、エコールの大部分が体内において抱合体の形で腸肝循環しており、その中のひとつの抱合体(4’位グルクロン酸抱合体)は雌特異的に存在していることが明らかとなりました。エコールの雌特異的作用のメカニズムを解明するために重要な発見であると考えられます。

<農学部>