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大学院理工学研究科博士前期課程2年生の小川雄平さんが廃棄物資源循環学会中国・四国支部奨励賞を受賞しました【2月15日(金)】

 このたび2月15日付で、沿岸環境科学研究センター (CMES) 化学汚染・毒性解析部門の小川雄平さん (大学院理工学研究科博士前期課程2年生) が廃棄物資源循環学会中国・四国支部奨励賞を受賞しました。同賞は、2018年9月12日 (水) ~ 14日 (金) に名古屋大学で開催された第29回廃棄物資源循環学会研究発表会での発表が評価されたもので、厳正な審査を経て、将来の活躍が期待される若手会員に与えられたものです。小川さんの発表演題は、「インドe-waste処理場の作業環境における難燃剤汚染と労働者への曝露評価」で、沿岸環境科学研究センターの国末達也教授の指導のもと取り組んだ研究成果の発表でした。
 小川さんの研究は、インド・ベンガルールに立地する電子・電気機器廃棄物(e-waste)処理施設の作業環境における有機ハロゲン系難燃剤(OHFRs)汚染を調査したもので、処理工程に伴う室内および室外環境へのOHFRsの放出がおこっている一方で、防具の常時着用や排気ダクトの整備など作業環境の改善によって、作業労働者の血中OHFRsレベルは低減していることを明らかにしました。本研究結果から今後、同施設ではe-waste に含まれる多様な化学物質の環境中への放出量低減に向けた適切な保管・管理体制の強化が求められることを提示した点が評価されました。

受賞した小川雄平さん

<沿岸環境科学研究センター>