平成31年3月5日(火)、愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが平成30年度愛媛県南予地区病院指導医セミナーを宇和島市で開催し、南予地区の病院、行政機関等から多数の参加がありました。
地域医療支援センターでは、愛媛県の地域医療の充実・発展を目指して、県内各地区での若手医師の研修指導体制を整備し、地区内の医療問題や病院勤務環境について共通認識を高め、病院間の連携を深めていくために、県内各地区で病院指導医セミナーを開催しています。
今回、南予地区で実施したセミナーでは、高田清式地域医療支援センター長から、開会挨拶に続き、医学教育カリキュラムの現状と今後、県内初期研修マッチング状況、新専門医制度の概略等について説明がありました。
その後、熊本大学医学部附属病院地域医療支援センター長で地域医療・総合診療実践学講座の松井邦彦教授から、「地域医療と総合診療 -医学教育の観点から-」と題した講演がありました。全国的にも課題となっている、地域における医療提供体制の課題解決を図るため、熊本県における取組やご自身の経験を踏まえた地域医療体制のあり方等について、実践解説を交えた興味深い講話がありました。
参加者は、松井教授の講演に熱心に聞き入り、これまでの地域医療のあり方を振り返り、今後の地域医療体制はどうあるべきか等について考える良い機会を持つことができました。
本センターでは、今後も本セミナーを定期的に開催し、県内各地区の医療機関の連携に資するとともに、地域医療を担う医師の養成を推進してまいります。
松井教授の講演 セミナーの様子
<医学部総務課>