令和4年7月11日(月)、愛媛大学附属高等学校で1年生122人を対象に、仁科弘重学長が、「愛媛大学が目指すべきこと」と題した学長講話を行いました。
この講話は、学長をはじめ愛媛大学各学部の教員による講話やフィールドワークにより、地域の課題を発見し、探求する「SDGs伊豫学」の授業で実施しました。「SDGs伊豫学」は、本校が「高大連携の国際化を通したSDGsグローバル人材の育成」を構想テーマに掲げ、愛媛大学とともに推進している文部科学省WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業の一環として開講している授業です。
今回の学長講話では、愛媛県ならではの事情などを交えながら、本校のなりたち、愛媛県で求められている愛媛大学の役割について説明がありました。
大学は、高校を卒業した後に学ぶだけではなく、人生の様々な場面で関わる知の拠点です。四国では各県に配置されている国立大学が人材育成だけではなく、あらゆる機能を果たすことが期待されています。また昨今は、世界情勢の変化や高齢化・東京一極集中が進む日本社会と、今後の先行きが不透明な時代です。学長は、「愛媛大学が地域にある大学としてすべきこと」「愛媛県で生まれた人の人生に愛媛大学はどのように係われるのか」を中心に、大学受験をはじめとする事情も踏まえた上で、高校生に期待することについて述べました。
附属高等学校では、今後も「知」に触れる機会を提供することで、生徒たちの好奇心・向学心を喚起していきます。
<附属高等学校>