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お知らせ

性的マイノリティに関する理解促進セミナーを開催しました【7月22日(金)】

令和4年7月22日(金)、愛媛大学と愛媛県の共催による「性的マイノリティに関する理解促進セミナー」を本学のひめテラス(E.U. Regional Commons)にて開催し、本学教職員・学生等約140人(オンライン参加を含む)が受講しました。

このセミナーは、人間が本来持つ多様性の一つである性的指向や性自認に関して、教職員が正しい認識と理解を深めるとともに、適切な対応を習得することにより、全ての教職員がいきいきと働くことのできる職場づくりに加えて、全ての学生が自分らしい学生生活を送ることができる環境づくりに資することを目的として、愛媛県と連携し開催したものです。

セミナーでは、仁科弘重学長(ダイバーシティ推進本部長)から開会の挨拶の後、LGBTQ※の学生支援で先行する筑波大学の事例について、同大人間系障害科学域兼ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンターの河野禎之氏から説明がありました。

続いて、当事者支援や啓発活動を行うNPOレインボープライド愛媛の代表で、自身も性的マイノリティの当事者でもあるエディ氏(活動名)の講演では「誰かに打ち明けたり、相談できたりする人がいる当事者はごく一部であり、8割弱のLGBTQは誰にもカミングアウトしていない」との説明があり、目に見えていない=いない、ということではなく、多くの人の身近にも当事者がいるかもしれないとのお話がありました。

愛媛県県民環境部県民生活局人権対策課の大野哲氏からは、愛媛県における性的マイノリティ支援に関する取組の紹介があり、会場参加者には性の多様性に関するパンフレットが配布されました。

最後に、「学校や職場で性的マイノリティに関する理解を深めるには?」と題してパネルディスカッションを行いました。河野氏、エディ氏は、SOGI基本方針や支援のしくみができた後も、性的マイノリティの当事者の気持ちを中心に置きながら取り組む必要があることを強調し、参加者は、メモを取りながら熱心に耳を傾けていました。

本学では、引き続き様々な取組によってダイバーシティをより一層推進し、性的マイノリティ等の理解促進に努めてまいります。

※LGBTQとは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性自認が出生時に割り当てられた性別とは異なる人)、QueerやQuestioning(クイアやクエスチョニング)の頭文字をとった言葉で、性的マイノリティを表す総称のひとつとしても使われることがあります。