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「地域のインフラメンテナンスの明日を考えるシンポジウム~愛媛大学社会基盤ME養成講座の開講10年を前にして~」を開催しました【1月13日(金)】

令和5年1月13日(金)、社会連携推進機構防災情報研究センターでは、愛媛大学南加記念ホールおよびWebオンラインにおいて、「地域のインフラメンテナンスの明日を考えるシンポジウム~愛媛大学社会基盤ME養成講座の開講10年を前にして~」を開催しました。

「社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)養成講座」は、“インフラメンテナンス元年”と称される平成25年(2013年)の翌年度から開講したもので、9年目を迎えました。社会生活の基盤をなすインフラ施設の多くが建設後50年を経て老齢・老朽化の時代へと急速に向かっています。また、地域の人口減少問題等は深刻な状況を増しています。これらは相乗して、インフラメンテナンスの人材不足、予算不足、技術不足などの課題となっています。そのような状況に鑑み、防災情報研究センターでは、高度な知識と技術力を有し俯瞰的な視野からインフラメンテナンスを考え、官民の立場を越えて地域社会の課題解決のために連携する総合的な技術者(四国ME)の養成を目的に本講座を開講しています。また、本講座は愛媛大学が取り組む地域ニーズに応じたリカレント(学び直し)教育のプログラムとして文部科学大臣が認定する「職業実践力育成プログラム(BP)」にも登録されるものです。

当日は、愛媛県下はもとより一部は全国から約200人が参加しました。はじめに、社会連携推進機構の若林良和機構長およびバンダリ・ネトラ・プラカシュセンター長から挨拶があった後、特別講演「道守養成ユニットの取り組みと今後の展望(長崎大学松田浩教授)」と「インフラメンテナンスを持続するためのマネジメントシステム(東北大学久田真教授)」を行いました。道守養成ユニットに関しては、長崎県域の道路インフラ施設の維持管理のための人材育成と研究開発を目的として進められてきた活動が紹介されました。インフラマネジメントに関しては、令和5年度から実施予定の次期SIP(スマートインフラマネジメントシステムの構築)等の情報提供がありました。これらを受けて、本学の森脇亮教授がコーディネータを務め5人のパネリストが加わって話題提供を行い、会場参加者とともに、地域のインフラメンテナンスのあり方とその未来に向けて有意義な討論を行いました。

防災情報研究センターでは、今後も地域のインフラメンテナンスも含めた活動に取り組んで参ります。

<防災情報研究センター>