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第38回愛媛出版文化賞で部門賞3点、奨励賞1点を受賞しました【1月23日(月)】

愛媛出版文化賞(公益信託愛媛出版文化賞基金、愛媛新聞社主催)は、愛媛の出版文化振興のため、県内在住者または愛媛県に関係のある図書の中から、優れたものを選んで表彰するものです。
「研究・評論」「美術」「文学」「その他文化全般」の4部門があり、本学の教職員等が関わった著書が、部門賞に3点、奨励賞に1点選ばれました。

令和5年1月23日(月)に、愛媛新聞社で贈呈式が行われ、愛媛大学からは四国遍路・世界の巡礼研究センターの胡光センター長、教育学部/愛媛大学ミュージアムの千代田憲子館長、教育学部/俳句・書文化研究センターの青木亮人准教授、若林良和理事/副学長/社会連携推進機構長らの著書が受賞し、公益信託愛媛出版文化賞基金の土居英雄運営委員長から表彰状が授与されました。

前列左端 千代田教授、右から2番目 胡教授、右端 青木准教授、
後列右端 間々田理彦農学部准教授(若林理事代理)
<写真:愛媛新聞社提供>

部門賞

「四国遍路と世界の巡礼(上)ー最新研究にふれる八十八話ー」
 四国遍路・世界の巡礼研究センター 編(創風社出版)

愛媛大学基金のうち、四国遍路研究基金を活用して出版しており、センターの兼任教員に加えて連携する学外の研究者が紡いだ44の最新研究によって四国遍路と世界の巡礼の魅力について紹介しています。
下巻についても、来年以降に刊行予定です。

「糸・紙・織の造形 千代田憲子展」
 千代田憲子 著(愛媛大学教育学部美術教育講座 デザイン研究室・愛媛大学ミュージアム)

テキスタイル造形作家である千代田教授が、30余年の制作の集大成として愛媛大学ミュージアムで開催した展示の図録で、愛媛県産の水引や檀紙を用いたテキスタイル造形と、寒冷紗と和紙などによるインスタレーションにより、吊り形状や投影による移ろいも含めた展示作品が雰囲気たっぷりに記録されています。

「愛媛 文学の面影 東予編・中予編・南予編」三部作
 青木亮人 著(創風社出版)

愛媛ゆかりの文学や文化について綴ったエッセイ集で、東予・中予・南予各地域で過ごした俳人等の文学者や実業家、クリスチャンや市井の人々の生活などをまとめた三部作です。
今回の文学部門は奨励賞が該当なしでしたので、部門で唯一受賞した著書となりました。

奨励賞

「食育共創論-地域密着と世代重視の実践から食の未来を拓く-」
 若林良和 著(筑波書房)

総合的な水産版食育「ぎょしょく教育」や国内外のカツオ産業文化を多面的に研究してきた若林理事/副学長が「地域密着の食育実践」「世代重視の実践」をテーマに、15事例に及ぶ食育実践を紹介し、食育計画との関連から「食育共創」の方向性について検討し食育共創論を論じています。執筆には、若林理事の指導を受けた元大学院生などさまざまな立場で食育推進に携わる人たちが関わっています。

<社会連携推進機構、ミュージアム>