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総合情報メディアセンターの阿萬裕久教授、川原稔教授らが「2023年度情報処理学会ソフトウェア工学研究会 卓越研究賞」を受賞しました【8月25日(金)】

令和5年8月25日(金)、早稲田大学にて開催された「ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2023」において、先端研究・学術推進機構総合情報メディアセンターの阿萬裕久教授、川原稔教授が岡山県立大学の天嵜聡介准教授、横川智教准教授らとともに「2023年度情報処理学会ソフトウェア工学研究会 卓越研究賞」を受賞しました。

同賞は、ソフトウェア工学に関するトップジャーナルやトップカンファレンスへのチャレンジを奨励し、過去1年間(昨年度の7月から本年度の6月まで)にそれらに掲載された論文の著者へ授与されるものです。

阿萬教授らは共著で、当該分野のトップジャーナルの1つであるEmpirical Software Engineering (EMSE) に「An Automated Detection of Confusing Variable Pairs with Highly Similar Compound Names in Java and Python Programs」という題目(訳:Java及びPythonプログラムにおいて類似した複合名を持つ紛らわしい変数対の自動検出)で論文を発表しました。

従来から、プログラムにおける変数には、その役割を反映させた分かりやすい名前を付けることが望ましいと言われています。その一方で、阿萬教授らは個々の変数名は説明的で分かりやすくとも、他の変数とよく似た・紛らわしい名前になっているとかえってプログラムの可読性に悪影響を及ぼしかねないことに上記の論文内で着目し、字句的な類似度と意味的な類似度の2つの観点からこれを定量的に評価するとともに、それらを自動検出するツールの開発・公開を行いました。その研究成果が認められてトップジャーナルの1つであるEMSEに掲載され、今回の受賞に至りました。

表彰状

<総合情報メディアセンター>