お知らせ

愛媛大学教育学部附属小学校で水上安全法短期講習を実施しました【7月18日(木)】

令和6年7月18日(木)、愛媛大学教育学部附属小学校において、水上安全法短期講習(命を守る着衣泳講習会)を実施しました。

この講習会は、こどもを水の事故から守るという観点から、日本赤十字社愛媛県支部の協力のもと実施され、附属小学校の4年生約90人が参加しました。

はじめに、日本赤十字社の指導員から、昨年度夏期(7月~8月)における全国の水難事故発生件数及び水難事故発生時の状況(入水時及び着衣状態の時に事故が発生するケースが多いこと等)について説明がありました。

続いて、入水方法(入水前に心臓に負担をかけない形で体に水をかける順番及び岸辺に手をつけたまま水深を確認する方法等)の説明及びデモンストレーションが行われた後、子どもたちも着衣のままプールに入り、対面のプールサイドまで歩いて横断する体験をしました。

その後、指導員から、本講習最大のミッションである「あわてずに、浮いて、救助を待つ」技術を身に付けるために、背浮き(水面で仰向けになり、体に力を入れずに四肢を大の字に開き、顔を出す姿勢)の習得が重要であること及び水難時に背浮きの姿勢を取るべき理由(人間が真水に入った際、人体のうち、水面に浮かぶのは全体の2%だけであり、水難時はその2%を顔面に集中させることが重要となるため)について説明があり、子どもたちは3グループに分かれて2~3人ずつバディを組み、指導員のアドバイスのもと背浮きの技術を教わり、1分間の背浮きテストにチャレンジしてミッションを達成していました。また、空のペットボトルを胸元に抱いた状態(ラッコのポーズ)での背浮き体験も並行して行いました。

この他にも、スポーツシューズ、クーラーボックス、ランドセル等も浮き輪代わりになること、水辺で遊ぶ場合はライフジャケットを着用すること、水辺で溺れている人を目撃した場合は周囲の人に助けを求めること、消防等に通報すること及び浮き輪代わりになり得るものを投げ込むこと等が重要である旨指導員から説明があり、夏休みを目前にした子どもたちは、水難に関する様々な知識や技術を学んでいました。

<教育学部附属小学校>