令和6年9月3日(火)、愛媛大学教育学部附属特別支援学校において「防災・減災プログラム体験」(防災講座)を実施しました。
この体験は、日常的な備えの重要性や、被災後に自身や家族、身の回りの人の命を守るための手段や道具の使い方等を学ぶことを目的として、日本赤十字社愛媛県支部の協力のもと実施され、附属特別支援学校高等部の生徒22人及び教員、教育実習生16人の計38人が参加しました。
当日は、職員室、会議室及び調理室をそれぞれ「避難所」「救命救急室」「炊き出し場」に見立て、日本赤十字社職員による指導のもと、生徒たちは各種体験に挑みました。
避難所ブースでは、段ボール製の簡易ベッド及び簡易トイレの組み立てに意欲的に取り組み、組み立て後は実際の寝心地や座り心地等を確認しました。
救命救急室ブースでは、日本赤十字社で実際に使用されている救護服を着用し、心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)の使用等に真剣に取り組みました。
調理室ブースでは、電気、ガス、水道等の各種ライフラインが全て途絶したという設定のもと、ハイゼックス袋(耐熱性の高いポリエチレン製の袋)及びカセットコンロを使用して米飯を炊き出し、生徒たちが持参したレトルトカレーや缶詰等の非常食をその日の昼食としました。
また、発電機の使い方や、事前に展示されていた救援物資や過去の災害時の様子を記録したパネル等を見学するなど、生徒たちは貴重な体験をしました。
附属特別支援学校では、今回のような活動を継続的に実施し、子どもたちの防災・減災の意識を高めてまいります。
<教育学部附属特別支援学校>