愛媛大学及び愛媛大学が代表校を務める四国地区大学教職員能力開発ネットワーク(SPOD)は、令和8年8月26日(水)~28日(金)の3日間、「デジタル技術が変える高等教育の未来」をテーマに、SPODフォーラム2026を愛媛大学城北キャンパスで開催しました。全国120の機関から508人(うち、SPOD加盟校329人、加盟校外179人)、延べ1,618人が参加しました。
今回のフォーラムでは、本学教育・学生支援機構教育企画室および教育学生支援部教育企画課を中心とした運営のもと、40以上の研修プログラム、シンポジウム、ポスターセッションを実施しました。今年度からは参加対象を大学教職員だけでなく、学生や民間企業等に所属する方々にも拡大し、多様な立場の参加者がともに学び、交流する機会となりました。
研修プログラムでは、生成AI、DX、デジタル学修歴証明書などのデジタル技術に関するテーマに加え、大学教育の質保証、アカデミック・アドバイジング、学生支援、組織変革、業務改善、研究マネジメントなど幅広いテーマを取り上げました。グループワークやペアワークを取り入れた実践型のプログラムも多く、所属機関や職種を超えた活発な意見交換が行われました。
トップリーダーセミナーでは、FC今治高校里山校の岡田武史学園長による「地域とともに未来を担う人材を育てる」と題した講演が行われました。学校運営やサッカークラブ経営の経験をもとに、変化の激しい時代において未来を切り拓く人材育成の在り方について語られました。また、台湾評鑑協会リサーチフェローの原和世氏による講演「自律的な質保証への転換」では、第4期認証評価や高等教育政策、国際的な質保証の動向を踏まえ、内部質保証を機能させるための課題と方策について提言がなされました。
シンポジウムでは、「デジタル技術が変える高等教育の未来」をテーマに、ZEN大学の若山正人学長、新潟大学の上畠洋佑准教授、芝浦工業大学の鈴木洋情報イノベーション部長が登壇しました。デジタル技術が教育実践やキャンパス環境、教職員の働き方に与える影響について議論が行われるとともに、25年後の高等教育の姿について活発な意見交換が行われました。
ポスターセッションには全国から24件の実践・研究事例が集まりました。スチューデントサクセス、学生参画、生成AI、アカデミック・アドバイジング、教学マネジメントなど多様なテーマについて発表が行われ、参加者同士の活発な対話と交流の場となりました。
また、所属や職種を超えて交流できる「新たな出会いと交流の部屋」を設置し、情報交換やネットワーク形成を促進しました。2日目には松山大学カルフールカフェテリアにおいて情報交換会を開催し、参加者同士が親睦を深めました。
SPOD企画・実施統括者の中井俊樹教授は、「全国から多くの大学教職員、学生、企業関係者の皆様にご参加いただき、所属や職種を超えて学び合い、語り合う3日間となりました。デジタル技術を一つの切り口として、教育、学生支援、大学運営など幅広い課題について多様な視点を共有できたことが、今回のフォーラムの成果だと考えています。」と総括しました。
次回の「SPODフォーラム2027」は、令和9年8月25日(水)~27日(金)に高知大学で開催される予定です。
「優秀ポスター賞」受賞取組一覧
| テーマ | 発表代表者氏名 | 発表代表者所属 |
|---|---|---|
| 生成AIを活用したSA業務知識習得テスト開発 | 吉田 もとな | 新潟大学 創生学部3年 |
| 認証評価を活用したSD研修による次世代育成の取組み | 前河 泰正 | 大阪国際大学 IR室 |
| 保育分野における学生参加型FD開発の成果と課題 | 塩川 奈々美 | 徳島大学 高等教育研究センター |






<教育企画課>
