お知らせ

第11回デジタル情報人材育成講演会を開催しました【5月22日(金)】 

令和8年5月22日(金)、愛媛大学総合情報メディアセンターのメディアホールにおいて「第11回デジタル情報人材育成講演会」を開催しました。本講演会は対面およびオンラインを併用したハイブリッド形式で実施し、対面約130人、オンライン43人の計約170人が参加しました。

デジタル情報分野の人材育成を目的として継続的に開催している本講演会では、毎回多様なテーマを取り上げ、学生・教職員・地域社会に向けて最新の知見を発信しています。

量子技術の最前線をテーマに講演

講演では、講師のNEC主席技術主幹の中村祐一氏から、まず「量子とは何か」という基本的な考え方について、数式を使わず、身近なイメージを交えながらわかりやすく紹介がありました。目に見えないほど小さな世界では、私たちが普段の生活で感じている常識とは異なるふるまいが起こることが説明され、参加者は量子技術への理解を深めました。

続いて、量子技術は、コンピュータ、通信、計測といったさまざまな分野での活用が期待されており、医療や通信、観測技術などへの応用例も紹介されました。量子コンピュータについては、従来のコンピュータとは異なる仕組みにより、特定の計算を効率よく行える可能性がある一方で、安定して動かすためには多くの技術的課題があることが説明されました。

さらに、量子通信では、情報を安全にやり取りする新しい方法として期待されていることや、実用化にはなお研究開発が必要であることが紹介されました。

あわせて、体の状態を細かく調べる技術や、わずかな違いを高精度で測る技術など、量子を活用した新しい計測の可能性についても触れられ、参加者の関心を集めました。

■ 今後の人材育成に向けて

本講演会は、量子技術という最先端のテーマについて、基礎から応用までを幅広く学ぶ貴重な機会となりました。講演の最後には、中村氏から、これからの時代を担う若い世代に向けて、数学や情報分野の学びの大切さや、新しいことに積極的に挑戦する姿勢の重要性が語られました。

参加者にとって、未来の社会を支える技術について考えるきっかけとなる講演会となりました。

本学では今後も産学連携による教育と研究を推進し、次世代のデジタル人材育成に取り組んでまいります。

講演する中村氏

<デジタル情報人材育成機構>