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重要なお知らせ

プレスリリース

周期表にない仮想的な原子からなる物質を発見!

概要

 愛媛大学大学院理工学研究科 内藤俊雄教授を代表とする研究グループが、物質の根幹に関する重要な発見をしました。
 すべての物質は原子からなっています。その原子の種類は宇宙創成以来決まっていて、周期表という一覧表にまとまっています。ところが、この周期表に無い、仮想的な原子からなる物質が見つかりました。また、この物質中では質量がゼロの特殊な電子が光速に近い速度で動き回っていることもわかりました。いずれも既存の物質には見られなかった画期的な特徴で、超高速かつ超低消費電力のコンピューターなどへの応用が期待されます。
 この研究成果は、学術雑誌「Crystals」に掲載され、オンライン(無料)で2022年3月2日から公開されています。

掲載誌 学術雑誌「Crystals」
DOI 10.3390/cryst12030346
題名 Theoretical Model for a Novel Electronic State in a Dirac Electron System Close to Merging: An Imaginary Element between Sulphur and Selenium
(日本語訳)対消滅に近い状態にあるディラック電子系の新奇な電子状態の理論的モデル:硫黄とセレンの中間にあたる仮想的な元素
研究代表者 愛媛大学大学院理工学研究科 教授 内藤俊雄
参考URL https://www.mdpi.com/2073-4352/12/3/346

 

プレスリリース資料はこちら(PDFファイル 413KB)

お問い合わせ先

愛媛大学大学院理工学研究科 環境機能科学専攻 教授 内藤 俊雄

Tel 089-927-9604
Mail  tnaito@ehime-u.ac.jp