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プレスリリース

東アジア古代鉄文化研究センターが現在公開中の映画「たたら侍」制作に協力

現在の島根県、奥出雲に伝わる高度鉄技術「たたら吹き」。ここで作られる鉄「玉鋼」は、現代の最先端の溶鉱炉をもってしても作ることはできません。「玉鋼」の日本刀は文字通り世界一の刀といわれています。
日本人も忘れつつある、この地の世界一純度の高い鉄をモチーフにして最高の映画を作るために、映画「渾身KON-SHIN」の錦織良成監督と、その主役を演じ世界でも高い評価を受けた青柳翔が手を組んで完成したのが、映画「たたら侍」です。
今回、本学東アジア古代鉄文化研究センターの村上恭通センター長が、この映画の制作に大きく貢献しました。たたらの歴史を専門とする村上教授は、「たたら侍」に登場する中世の製鉄場のセット作りに協力しました。また、国選定保存技術保持者(玉鋼製造)である東アジア古代鉄文化研究センターの木原明客員教授が、そのセットの中での鉄作りを指導し、映画で見られるように見事な鉄を作り上げました。
「たたら侍」では、戦国の世においても淡々と鉄づくりを続け、伝統の技を命懸けで守る姿もまた真の侍であり、「武士道」に通じる心であることが描かれています。わが国の神話のふるさとである出雲を舞台に、鉄を通じて日本人の心を描いたかつてない本格的時代劇となっています。

協力者

東アジア古代鉄文化研究センター センター長 村上 恭通
東アジア古代鉄文化研究センター 客員教授 木原 明

プレスリリース資料はこちら(PDFファイル 99KB)

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