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プレスリリース

マイクロプラスチックが広島湾・安芸灘の海底に沈んでいることが明らかに

 このたび愛媛大学大学院博士前期課程2年の佐川奈緒さん、愛媛大学大学院理工学研究科の河合慶有特任講師と日向博文教授の研究グループは、広島湾・安芸灘海域の海底に、2mm以下の小さなサイズのマイクロプラスチック*が沈んでおり、そのほとんどが発砲スチロールであることを明らかにしました。これまでにも沿岸域の海底でマイクロプラスチックを採取した観測例はあるものの、見つかったマイクロプラスチックのほとんどがポリエチレンやポリプロピレンであり、発泡スチロールはごくわずかでした。本研究によって、同海域におけるマイクロプラスチック汚染の特徴が明らかになってきました。
 なお、本研究の成果は、平成30年5月18日に海洋環境研究の国際誌「Marine Pollution Bulletin」へ掲載されました。
*一般に大きさが0.3mm-5mmのプラスチック

掲載誌

Marine Pollution Bulletin

論文名

Abundance and size of microplastics in a coastal sea: Comparison among bottom sediment, beach sediment, and surface water

著者名

Nao Sagawa, Keiyu Kawaai, Hirofumi Hinata

プレスリリース資料はこちら(PDFファイル 287KB)

お問い合わせ先

愛媛大学大学院理工学研究科 教授 日向博文

Tel 089-927-9835
Mail  hinata.hirofumi.dv@ehime-u.ac.jp