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プレスリリース

四国初記録の外来種サシガメを発見~アトジロサシガメを鬼北町で発見~

愛媛大学大学院農学研究科の吉冨博之准教授は、久万高原町立面河山岳博物館の矢野真志学芸員と安田昂平学芸員と共に、アトジロサシガメ (カメムシ目、サシガメ科)を愛媛県で初めて発見し記録しました。

本種は中国、ベトナムに分布するサシガメの一種で、日本では2014年に記録されて以降、大阪府、奈良県、京都府の生駒山地を中心とする近畿地方で発見される外来種と考えられています。

今回の発見は、一般の方がスマートフォン用アプリ「BIOME」に投稿した写真がきっかけとなっております。その後、愛媛大学の卒業生で現愛媛県職員の方のサポートもあり、愛媛県鬼北町の複数地点で生息が確認されました。

本研究成果は、2023年6月発行の日本昆虫学会の和文誌「昆蟲ニューシリーズ」26巻2号に掲載される予定です。

※BIOME: 最新のAI技術を使い、カメラで撮影した動物・植物の名前を判定することができるスマートフォン用アプリ。

掲載誌

昆蟲ニューシリーズ、26巻2号 (2023)

題名

アトジロサシガメ (カメムシ目、サシガメ科) の四国からの記録

著者

安田昂平、矢野真志、吉冨博之

論文

論文PDFは出版後に以下からダウンロードできます。

ダウンロードはこちら(科学技術情報発信・流通総合システム(J-STAGE))

本件に関する問い合わせ先

愛媛大学大学院農学研究科(愛媛大学ミュージアム兼任)
准教授 吉冨 博之