国立大学法人愛媛大学プロテオサイエンスセンター（センター長：澤崎 達也、以下「愛媛大学」）、住友ファーマ株式会社（本社：大阪市、代表取締役社長：野村 博、以下「住友ファーマ」）、European Vaccine Initiative（ドイツ、以下「EVI」）、iBET（ポルトガル）の4者共同で進めている「新規赤血球期マラリアワクチンPfRipr5の前臨床開発（PfRipr5-PD）プロジェクト」へ、このたび公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(日本、Global Health Innovative Technology Fund、以下「GHIT Fund」)から約5億7,000万円の助成金が交付される事になりました。

本研究は、2023年10月から2025年9月の2年間の予定で、愛媛大学、住友ファーマ、iBET、EVIと共同で実施します。本プロジェクトの対象となるワクチン製剤は、愛媛大学と住友ファーマの共同研究で見出された新規赤血球期マラリアワクチン抗原（PfRipr5）と、住友ファーマが持つ新規ワクチンアジュバント（TLR7アジュバント：DSP-0546E）で構成されており、マラリア原虫の赤血球への侵入を阻害することによってマラリアの発病を阻止するワクチン候補製剤です。本剤が上市されれば、新規マラリア発病阻止ワクチンとして、流行地におけるマラリア防御の切り札となる可能性があります。

GHIT Fundから愛媛大学のマラリア研究に対する助成金の交付は今回で13件目で、日本のアカデミアへのマラリア研究に対する助成としては最多です。

参考

Approximately USD 8 million Investment for New Vaccine and Drug Development against Malaria in Sumitomo Pharma, Mitsubishi Tanabe Pharma and new product development in NTDs（GHIT Fund ホームページ）

記者説明会について

日時

令和5年10月6日（金） 14時00分～ （受付13時30分から）

場所

愛媛大学工学部本館 2階 中会議室（詳細は別紙をご参照ください）

会見者

プロテオサイエンスセンター長 澤崎 達也（さわさき　たつや）
プロテオサイエンスセンター准教授　 高島 英造（たかしま　えいぞう）

※研究の詳細等は、プレスリリース資料をご参照ください。
※記者会見終了後、研究室に移動してマラリア原虫や研究設備などの見学を予定しています。

申込

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